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社会活動を支える企業も採用。高セキュリティかつ操作不要のシンプルさに満足

西部石油 株式会社 さま 

業種
製造業(石油・石炭製品)
従業員数
〜500人
導入前の課題

新型コロナ対応として、リモートアクセス環境が急遽必要に。

導入後の成果

ユーザークレームゼロ!意識せず安全で快適なリモートアクセスが可能に。

西日本有数の石油基地を有する石油精製業・西部石油様。コロナウイルス感染症の拡大にともない、快適で安全なテレワーク環境を求めてソコワクに注目。約2ヶ月のPoC(試験)期間でその快適さと安全性を実感、大規模に本番運用していただいています。より安全に、より快適に――。両方を突き詰めた結果、辿り着いたのはソコワクでした。

導入前の課題
リモートデスクトップの限界に直面、大規模展開に不安が

西部石油様導入事例の画像
西部石油様の山口製油所
193万㎡の敷地に日量12万バレルの原油処理能力と380万klの貯油タンク群を保有

弊社の操業に石油精製に関わる装置は欠かせませんが、これらを制御するコンピューターが、マルウェアに感染するなどして操業停止の事態になれば、1日あたり何千万円という損害が発生します。操業停止の状態が更に長期化した場合には、日本全国へのガソリン安定供給ができなくなるため、流通などの社会活動にも大きな影響を与えてしまいます。そのため、製造設備や出荷設備等へのサイバーセキュリティ対策は、システム部門にとっての重要課題のひとつになります。もちろん、これら設備をコントロールする基幹系システムと通常の情報系システムとは分離、運用するなどの対策は実施していますが、全体的なリスクを限りなく最小化する取り組みは重要であると考えています。

その一方で、近年の新型コロナウイルスの影響拡大や新社屋への移転に伴う業務環境の変化を見越し、弊社では多数の社員にノートPCを配布することが決定しました。そのため、会社、自宅、どこからでもセキュアなネットワークが利用できる環境を構築すべく、検討を開始しました。

ソコワク導入前は、一般的なVPNの上でリモートデスクトップを併用していましたが、満足のいくものではありませんでした。新型コロナ対応として、リモートアクセス環境が急遽必要であったため、試験的に十数名に対して導入したものですが、リモートデスクトップを利用していたこともあり、レスポンスや操作性の点で不便なものとなりました。具体的には、回線速度が遅いため多人数で利用するには厳しく、操作性についてもメールを確認する程度が精一杯で、複雑な業務作業は困難であるのが実情でした。回線速度が遅くなる理由のひとつとして、リモートデスクトップの場合には通信データ量が多くなることが挙げられます。

結果的にVPN帯域をかなり消費していたため、いくつかの改善策を試みましたが大幅な改善は難しく今後の大規模展開での利用には耐えられないとの結論に至り、大規模な運用にも耐え得る、新しいリモートアクセスサービスを探していました。

選んだ理由
セキュリティ・レスポンスの高さと使い勝手の両立が導入の決め手に

やはり決め手の一番は、セキュリティ。ソコワクのLTE over IPを使うことで、一般的なVPNよりも強固にセキュリティを担保できることです。それに加えて、使い勝手の面にも注目しました。一般的なVPNだと「繋ぐ」という操作が必要であり、インターネットに接続してからVPNに繋ぐまでの間がユーザーに委ねられるため、どうしても無防備になってしまいます。一方、ソコワクであれば、自動接続で強制的に社内ネットワークにつながる環境が実現できるため、一般的なVPNよりも高いセキュリティを担保できます。

あとはレスポンス。ソコワクにはユーザーに合わせるかたちで、いろいろなサービス(ラインナップ)があります。DaaS(Desktop as a Service)なども検討しましたが、やはりレスポンスの観点から、現状ではFAT端末が最適だという結論に至りました。一方で、FAT端末で注意すべき点は、情報の保護とインターネットの危険性の排除ができている――それでいて快適に使える性能とユーザー負担が少ないこと。この二つが両立していることから、不安なくソコワクを導入することができました。

実際、導入初期の段階で数台レベルのPoCを実施しましたが懸念していた速度の不安はなく、導入にあたってのVAIOサポートも満足のいくものでした。社内では上層部がむしろセキュリティに対する意識が高くソコワクの特徴が安全性を高める点で会社の方針とも合致していることから、新社屋移転に向けてのノートPC環境の準備と同時並行でソコワクの導入を進めることができました。

導入後の成果・効果
導入もスムーズ。クレームゼロ&マネージドサービスでさまざまな負担減

西部石油様導入事例の画像

まず、ソコワクの導入後についてですが、保守などに関わるユーザー負担は殆どありません。専用ネットワークを敷設するためにネットワーク構成などの初期検討は必要でしたが、導入後の負担の少なさを考えれば十分許容できます。従業員はソコワクを意識せずに利用しており、クレームも一切ない状況です。全く問題ないと言っても過言ではありません。配布したモバイルPCをFAT端末として利用することでアプリケーションは快適に利用され、従来のVPNではWindows Updateが動作すると遅くて業務に支障があるなどの声も一部ではありましたが、ソコワクの場合には回線速度も、基本的には速くて快適です。容量の大きいファイルを扱う一部のユーザーからは、帯域の不足を少し感じることがあるという声もありますが、ひとまず現状ではこの環境、ネットワークの帯域で十分足りると判断しています。
VAIO注:帯域保証型閉域プランの選択も可能)

その他として、以前のサービスでは、ログイン時にユーザーアカウントが切り替わると接続できない…といった細かな不具合事例もありました。ソコワクであれば、システムレベルで接続サービスが動作しているため、アカウント影響を受ける心配が無い点も良いですね。

ユーザー目線でのリクエストを強いて言えば、会社のローカルネットワークとそれ以外のネットワークの判別について、もう少し詳細な設定が可能なオプションが欲しいと感じており、今後の改善に期待しています。
ローカルエリア判別機能。社内ネットワーク/社外ネットワークを自動判別し、端末が社内ネットワークに直接接続された場合は、ソコワクを一時的に停止する)

今回のソコワクにしてからは、殆どメンテナンスフリー。もちろん新しくPCを配布するタイミングなどでの設定は必要ですが、逆に初期設定さえすれば、あとは非常に管理が楽です。また、一般的なVPNとは違って一切を意識することなく、社内、社外のどこからでも利用できます。私が感じるのはユーザーが本当に何も―――それこそソコワクというサービスに接続していることを知らなくても、安全で快適なリモート接続ができることが最大のメリットだと思っています。

ご担当者様のコメント

ユーザーが意識しない状態でも安全に使える点と、セキュリティの高さと使い勝手に満足しています。

導入に際してはリモートで対応いただきましたが、問題は一切なく、特に不安・不満もありませんでした。メンテナンスも非常に楽で、一般的なVPNのようにユーザーが意識することなく、社内、社外のどこからでも安全に利用できることが、オススメできるポイントかと思います。機器のメンテナンスが不要であることもそうですが、やはり一番のメリットはユーザーが意識しない状態でも安全に使える点だと思います。意識させずに安全を確保することに加え、システム管理者側の負担も少なくなる点は、他のサービスにはない大きな特長だと思います。

お客様プロフィール

所在地  東京都千代田区神田美土代町7番地(神田第二中央ビル)
URLhttps://www.seibuoil.co.jp/
概要1962年設立。山口県山陽小野田市で1,930,000平方メートルの敷地に日量120,000バレルの原油処理能力と3,850,000キロリットルの貯油タンク群を保有する。西日本有数の石油基地として、出光興産及びコンビナート各社に石油製品を供給。近年は石油化学基礎原料オクテンとミックスキシレンの生産に着手したほか、メガソーラー事業も展開する。

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